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Martin D-45 Custom - ギターリペア工房２２０

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27日 4月 2018

Martin D-45 Custom

Martin　D－４５Custom　トータルリペアの御依頼を頂きました

写真をクリックしていただくと解説付きでご覧になれます。

ネックリセットを行いました　ヒール部分も隙間があいていました

ジョイントに蒸気を送り込むための穴をあけます

ネック除去

除去後

ジョイント部です　紙シムが使われていたのがネック浮きの原因と考えられます

蒸気を使い古い接着剤を落とします

ネックヒール加工

慎重に加工行います

左右も加工します

最後にノミでセンターを加工します

ペーパーを挟ませ左右引き抜き回数を合わせ微調整します

何度も確認し補強のシムもしっかり貼り合わせ調整します

ヒール加工完了いたしました

ジョイント部の密着度はギター全体からの出音の要です

フレット交換を行いました　　指板を傷めないよう慎重に抜いていきます

軽く指板を整えます

溝もしっかりと整えます

新しいフレットにRをつけます

サイズを測りタングを加工します

加工後

新しいフレットを打ち込みます

隙間なく打ち込み確認しながら作業を進めます

飛び出したフレットをカットし幅を揃えていきます

サンディング後

フレット端のバリを取り手触り良く仕上げていきます

レべリングを行い擦り合わせを行います

擦り合わせを行い全体の凸凹をなくします

最後に研磨を行います

フレット交換完了いたしました

ブリッジ交換(新規製作)　過去のリペアで弦高低下を行うためにブリッジ上面を切削されて厚みが減った状態ですので、本来の厚みとネック取り付け角度に戻すために新規製作交換を行いました

ヒーターで温め接着を緩めます

慎重に除去を行います

除去後

製作用ブリッジ材(エボニー)

計測しズレなく書き込んで記をしていきます

加工を行い形とピンホール加工を終えました

上面のRと両サイドのスロープ加工を終えました

両サイドにスノーフレークインレイを入れます

仮接着しカッターで刻み目を入れていきます

刻み目にチョークの粉を刷り込み形をわかりやすくしておきます

ルーターで慎重に彫っていきます

両サイドインレイを入れました　接着後の様子です

固着後研磨を行います

インレイ作業完了いたしました

新旧ブリッジ　上がオリジナルブリッジ　下が新規製作ブリッジです

接着後　ピッチを計測しサドルスロットの位置とサドルのピークポイントを同時に計測します

サドルスロットルーティング加工

加工後

最後に導出角度をつけていきます

加工後

新規ブリッジ完成いたしました

サドル製作を行いました

素材はタスクです　ピークポイント加工

サドル製作完了いたしました

最後にクリーニングを行い綺麗な状態で御客様にお返しいたします

全作業工程完了いたしました。

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